他の民泊物件・ホテルと集客力で差をつける!おすすめの方法

 

民泊予約サイト世界大手のAirbnbでは4万件以上の民泊部屋が掲載され、東京、大阪ではホテルの建設ラッシュ状態にあり、宿泊施設の供給量は増加の一途をたどっている。訪日外国人旅行者(ゲスト)は、数ある選択肢の中から自分の嗜好にあったホテル・民泊を探すのだが、OTAでの施設検索では「価格の安い順」で見られることが多く、ゲストは安くて良いものを探し求める。一方、施設運営サイドは、数ある施設の中から自社施設を選んでもらうために、「良さ」を訴求しなければならない。それが出来なければ、ただひたすらに価格の安さでの勝負に巻き込まれ、収益が悪化してしまうだろう。

本稿では、その宿泊施設の「良さ」を引き上げる武器を3つ紹介したいと思う。

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大量のマンガで若者・マンガ好きを呼び込む

マンガ2,000冊!のコンセプトルーム

2,000冊をこえるマンガを取り揃えた民泊部屋が東京都大田区の特区民泊で開始されるというニュースが、昨年の夏頃に話題となった。このマンガ部屋は、エンタテインメントビジネスの企画・製作及びコンサルティング業務をおこなう株式会社スロウカーブが手がけ、現在もAirbnbに「最寄り駅まで徒歩3分、2000冊を超えるマンガに囲まれた部屋!」として掲載されている。

こうした海外でも人気のあるマンガを大量に揃えることで、他の民泊やホテルなどとは大きく差別化を図ることができる。しかし、2,000冊を1部屋に揃えるのは見た目の通り、非常に労力とコストがかかり、気軽に取り組めるようなものではない。視覚的なインパクトは無くなってしまうが、マンガ好きのゲストの目を惹きつける方法がある。タブレット端末を部屋に1つもしくは複数備えておき、そこにマンガアプリをインストールし、ゲストがいつでもマンガを読めるようにしておくのだ。

 

 

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「痛部屋」でファンを取り込む

コンセプト、アートによる差別化、民泊・ホテルの収益改善に効果大!

痛部屋(いたべや)とはweiblio辞書では下記の通りに定義される。

“主に「萌え」系のキャラクターグッズで埋め尽くされたような部屋を意味する語。一般的なイメージの痛部屋にある代表的なものとして、美少女をモチーフにしたフィギュア、タペストリー、抱き枕などを挙げることができる。”

この痛部屋を活用し、民泊・宿泊事業領域において驚くべき成果をあげている会社がある。それが株式会社SO-ZOhttp://so-zo.co/)だ。

2016年6月から9月までの3ヶ月間にわたって、東京池袋のサンシャインプリンスホテルで「おそ松さん」とコラボしたコンセプトルームを同社が手掛けた。オリジナルグッズ付きの宿泊プランが用意され、「おそ松さん」登場キャラクターがデザインされたオリジナルグッズがプランによりそれぞれ提供された。

この「おそ松さん in サンシャインシティプリンスホテル」は、販売開始から瞬く間に売り切れとなったため、当初の9月3日までとされていた販売期間が10月2日まで延長され、大きな反響を呼ぶ結果となった。

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泊まりたくなる理由をわかりやすく

他のホテルや民泊施設と差別化を図る方法として、マンガ、痛部屋の2つを紹介した。これはあくまで参考例であり、他にもゲストに「ここに泊まりたい!」と思わせる方法は無数にあるだろう。重要なことは、AirbnbやBooking.comなど予約サイトを見たときに、ゲストが泊まったときに楽しめるイメージをより鮮明に描かせることができるかどうかという点だ。

例えば、座り心地の良い高級なソファを部屋に置いたとしても、その良さがゲストにイメージさせられなければ、リスティング上では量販店のソファと何も変わりがない。もちろん、座り心地が良いソファは滞在中のゲストを感動させることができるかもしれない。しかし、同額の投資をするのであれば、滞在期間中の満足度だけではなく、集客の面においても効果を発揮してくれるものに投資をする方がより効率的だ。

ゲームやマンガは細かな説明を加えなくても、それがあるということさえ伝えられれば、ゲストは滞在中に子供たちがゲームを楽しむ様子をイメージすることができるだろう。ゲストが泊まりたくなる理由をできる限りわかりやすく連想させることができるかどうか、今後のホテル・民泊経営にとって重要な要素になってくるのではないだろうか。

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参照:「2000冊を超えるマンガのある部屋に泊まる! ”マンガ部屋民泊”がスタート